料理とは、理を料る事。
「なぜ、この人にこの料理を創るのか」
「なぜ、その時、この調理法なのか」
「なぜ、その組み合わせなのか」
私の考えるところ本物の料理人は
その答えを持っています。
例えば 恋人や親友に料理を食べてもらうなら、
親が子に料理を創るなら、
そこには
愛があり想いやりがあるはずです。
それが私の思う本物の料理なのです。
理を料る事。
はっきりとした定義がここにあります。
つまり料理とは真心なのです。
本当に美味い物を口にした、その瞬間、
人は大きく目を見開き 言葉すら出ません。
よく私はこれを「目を見開く美味しさ」、
と呼んでおります。
まさに、これを表現したいのです。
四季折々の豊かな息吹を感じ
日本料理を通して、
先付けから甘味
最後の一息まで真心を込めて。
麻布いがたならではの極みを
日々追求し、目指しております。
店主 井形雄